2016年6月28日火曜日

発達障がいの子どもたちにとって「小学校入学までにやっておくこと」とは?

 
 
横須賀YMCA・発達障がい理解講座②実施報告
 
 6月21日(火)午前10時から11時、横須賀YMCA4階401教室において2016年第2回目の発達障がい理解講座が実施されました。今回は横浜YMCA発達相談センター、横浜YMCAトライアングルプログラム指導員の大沢 紅果(おおさわ あきか)さんが20年にわたる豊富な指導経験を通して、現在幼児期の発達障がいのあるお子さんたちが「小学校入学までにやっておくこと」についてお話していただきました。 
 

 最初の導入として、自立を支えるスキルについて、どんな学校を選ぶとよいか、というお話の後、小学校入学までに子どもたちがやっておくべき、生活スキル、自己理解、余暇活動、学力、体力などの様々な分野で小さなことから選択をさせることからはじめ、それに対してできた時にしっかりほめて自信をつけさせることの大切さ、そして、子どもたちを支えている保護者や教育現場の方々にとっても上手に息抜きできる仲間、相談できる先が専門機関を活用することなど、具体的なお話をいただきました。
 
 
 
 実際に発達障がいのあるお子様を持つ保護者、教育団体関係者、学生など15名の方々が参加し、「発達障がいの娘の反応に?と思うことがありましたが彼女の心にあるものを少しですが見えた気がします。」「就学前に身につけておくことが具体的でよかったです。周りの男子、女子の言葉で自己肯定感が低くなるというのは私にとって気づきでした。プライドとかはまだそれほどありませんがこれから大きくなったら尊重して育てていこうと思えました。」「放課後デイに勤めていて参考にしたいと思い参加しました。子どもたちが大人になって自立できるようにサポートしていきたいです。」など、様々なご感想をいただきました。
 
 
 
 次回7月6日(水)には、第3回めとして今回に引き続き大沢さんから「将来の自立のために今できること」というテーマで幼児・小学生の時期にできる家庭での取り組みについてのお話をいただきます。多くの方々にご参加いただき、悩みを持つ保護者、指導者の皆様方にお役に立てればと思っております。
                                        
                          (生涯学習部 佐々木美智)