2015年7月22日水曜日

夏休み前最終日、「お楽しみ学習」で楽しみました。

横須賀YMCA・トライアングルクラス「お楽しみ学習」報告

 横須賀YMCAでは、発達障がいを持つ子どもたちが個別学習やソーシャルスキルを学ぶためのプログラム、「トライアングルクラス」を毎週木曜日に実施しています。クラスは幼稚園の年長から小学4年生のクラスと、小学4年から6年生のクラス、中学から高校生までの3クラスに分かれ全部で30名の子どもたちが在籍しています。
 個別指導では、国語・算数/数学を中心にYMCAのオリジナルプリント教材を使用しながら、学校の補修ではなく、「社会で生きていく力」を身につける学習を、ソーシャルスキルトレーニングでは遊びやスポーツを通して友だち同士の関わりや年齢に応じたマナーやルールを学んでいます。
 先週は夏休み前のクラスの最終日、いつもと内容が少し変わって、「お楽しみ学習」の日でした。前半の個別学習では、たくさんのプリント教材から自分がチャレンジしたいプリントを選んで、時間内に好きなだけ学習できます。採点の先生から100点をもらうためにみんな張り切ってプリント学習に励みました。 
 後半のソーシャルスキルトレーニングでは、低学年のクラスでは、「宝探し」ゲームで言葉の使い方(○○の表・裏)について学んだり、「おたまでボール運びリレー」で走るスピードの調整の仕方を体で体感したりしながら楽しく過ごしました。高学年以上のクラスでは、6月から作成して準備してきた「夏の大運動会」を実施しました。「キャタピラー(いもむし)」を使って順番を決めてリレーをしたり、玉入れ、風船バレー、ドッヂボール、などルールを守ることの練習をしながら、マナーを守って仲間を応援し、皆で楽しむことを体験しました。それぞれのお子さんたちの能力に合わせて実施したプログラムはクラスによって多少異なっていましたが、各種目をみんな元気で競技すること、仲間を応援すること、それぞれ一生懸命取り組んでいました。
 年間のトライアングルクラスは8月いっぱい夏休みに入りますが、この夏休みには、宿泊キャンプや日替わりのデイプログラム、短期集中3日間で実施される体操教室などが控えています。今まで学んだことが生かされて、ますます楽しい体験ができますように。
(生涯学習部 佐々木美智)