2015年8月19日水曜日

5日間、水泳、体操、英語を学び、みんなで平和について考えました。

横須賀YMCA・夏季パッケージプログラム報告

 横須賀YMCAでは、毎回長期休み期間に水泳、、体操、英語のプログラムに参加しながら、長時間YMCAで過ごす「パッケージ」プログラムを実施しています。今回の夏休みは7月29日(水)から8月2日(日)と、8月4日(火)から8月8日(土)まで、どちらも午前中10時から午後4時30分まで、それぞれ5日間を2週に分けて行いました。対象は年少から小学6年生まで一部参加のお友達も含めて全部で21名の子どもたちが参加してくれました。水泳、体操、英語の時間は年齢、レベルに合わせてグループに分かれますが、昼食や日替わりのカルチャータイムは参加者全員が家族のように楽しく一緒に過ごしました。
 英語のレッスンには日本人のバイリンガルの先生だけでなく、アメリカ、フィリピン、ケニア、シンガポール出身の先生も指導に来てくれて、生きた英会話にチャレンジしました。
 カルチャータイムでは、前半の5日間クラスでは、「折紙クラフト」、「アースキッズセミナー/カンペンハウド神父様と平和を語ろう」、「きれいなうろこの魚作り」、「街頭募金」、「夏の思い出で飾るすだれ作り」という内容を実施しました。


 後半の5日間では、「墨絵でうちわ作り」、「アースキッズセミナー/Richard先生からアフリカについて学ぼう」、「水鉄砲を作って遊ぼう」、「街頭募金」、「先輩から聞こう/国立研究開発法人海洋研究開発機構で働く」「夏の思い出で飾るすだれ作り」と、それぞれのメニューを楽しみました。



 特に今年は第2次世界大戦の終戦から70年目の年、前半、後半共通の「アースキッズセミナー」と「街頭募金」の日には、沖縄に住む6歳の少年、安里有生(あさとゆうき)さんが作った平和の詩に長谷川義史さんがイラストを描いた絵本「へいわってすてきだね」と、「難民を助ける会」の柳瀬房子(やなせふさこ)さんの文章に葉祥明(ようしょうめい)さんがイラストを描いた「地雷ではなく花をください」という絵本の読み聞かせを行い、みんなで平和について学び、考え、みんなにとっての平和を絵で描いてもらいました。
参加してくれたお友だち、4歳から11歳までそれぞれの年齢で考え表現してくれた平和の絵は、一枚一枚心がほっこりするような優しさにあふれていました。第2次世界大戦から70年たっても今なお心や体が傷ついたままの人もいれば、今現在、戦争や紛争で命を脅かされている人もいます。世界の人々が誰でも平和に生活することができる世の中になるように、YMCAに集う子どもたちもぜひ平和を考え、平和を作る人になってほしいと思いました。
 それぞれ選択した水泳や、体操の時間では最終日にワッペンテストが実施されテストに合格した子どもたちが嬉しそうに新しいワッペンを見せに来てくれました。それぞれ充実した5日間を過ごしてくれたのではと思います。
 次回冬休みのパッケージに、またたくさんのお友だちが集まってきてくれることを楽しみにしています。
(生涯学習部 佐々木美智)