2015年4月5日日曜日

また会えたね!この5日間でますます仲良しになりました。

横須賀YMCA・春休みパッケージプログラム

 横須賀YMCAでは、季節ごとの長期休暇中に毎回「パッケージ」というプログラムを実施しています。幼稚園児から小学生対象で、午前10時から午後4時まで、ランチとおやつ付で1日ゆっくりYMCAで過ごしながらスポーツや英会話、クラフト、地域活動など、様々な体験ができるお預かりプログラムです。この春休みも3月26日(木)から30日(金)の 5日間で実施され、10名の子どもたちが参加してくれました。
 午前中は50分ずつ日本人と外国人講師による英語のレッスン、お昼は毎日日替わりのランチを皆で楽しみ、午後の前半は体操教室で体をいっぱい動かし、後半は日替わりのクラフト作りや地域活動を行いながら充実した5日間を過ごしました。
 ランチタイムでは、毎日近隣のお弁当屋さんから日替わりのお弁当をオーダーしていますが、今回初めての試みで、2日目のお昼は「エベレストキッチン」というインド・ネパール料理のレストランを訪問し、ネパール出身のお店の方々から本場のネパールカレーをごちそうになりました。
  10種類以上のの香辛料からできたチキンカレーと大きなアツアツのナン、マンゴーラッシーというメニューで、初めて味わったお友だちもいましたが、味はなかなか好評のようでした。日本語のわかるネパール人スタッフから料理に使われた10種類以上の香辛料を見せてもらったり、ネパール語で「ダンニャバード(ありがとう)」というお礼のあいさつを教わったり、インド映画を見せてもらったり、みんなで記念写真を撮ったり、あまり馴染みのなかったネパールという国の食文化に触れ、国際交流を楽しむひとときでした。
 午後1時からは、1日参加の子どもたち全員が「幼少器械体操B」というクラスで、タ3階の体育ホールに移動し、基礎運動、とび箱、マット、鉄棒、平均台など体いっぱい動かし、5日目のワッペンテストを目指して頑張りました。
 最後の2時45分から4時までのカルチャータイムは、日替わりで多文化体験・クラフト・地域活動を通して創造性やコミュニケーション力を養う時間でした。1日目はエリック・カールさんの有名な絵本 「THE UNGLY CATERPILLAR」(はらぺこあおむし)のお話を英語で聞き、その後あおむしにちなんでキャンディー入りの(キャンディーを食べた)“いもむし作り”をしました。4年前のこの3月に東日本大震災が起きたこと覚え、みんなでこの“いもむし”をたくさん作って募金活動をしようということになり、帰りの最後の時間ギリギリまで“いもむし”作りにみんな一生懸命取り組んでくれました。 いもむしが成虫になって羽ばたいていくように、被災地でいまだに生活に困っている皆さんが、希望に向かって羽ばたけることを願って作りました。
 2日目はお昼に出掛けたインド料理屋さんで学んだことの復習をし、皆で食べたカレーの中に入っていた香辛料について学習しました。おなじみの「しょうが」や「こしょう」「とうがらし」だけでなく「シナモン」「ターメリック」、「クミン」「グローブ」「ローリエ」「コリアンダー」など、難しい名前であまり見慣れない、そしてそれ自体だけだと何とも不思議な香りを放つ様々なスパイスについて皆さん興味津々の様でした。
 3日めはイースター(復活祭)の卵作りを楽しみました。丁度今年は4月5日がイースターであることに先立って、イエス・キリストの復活のお話を聞いた後、春の象徴でもあるイースターエッグをイースターバニーの卵入れもセットで作成しました。本物のゆで卵にクレヨンで思い思いのデザインを描き、食紅で作った色水に通すと素敵なカラフルな卵が出来上がりました。「リーダー、この卵、食べられるんだよね!」と皆さん、嬉しそうにおみやげに持って帰りました。
 4日目は最寄りの北久里浜駅前で街頭募金を行う予定でしたが、あいにくの雨降りで風も結構強かったこともあり、急遽場所を変更しYMCAの施設の中で短期講習参加者やその保護者の皆さん方にお声掛けをして募金活動をいたしました。初日に作成した“いもむし”キャンディーも販売し、募金の一部になりました。この日に集まった募金額1,220円はみんなで工夫し、協力し合って集めたものになり、東日本復興支援募金に送らせていただくことになりました。
 最終日はこの5日間を振り返って撮影した写真使い、壁掛けを作成しました。みんなで仲良く過ごしてきた写真を見ながら、また夏休みにも会おうね!と次の再会を約束していました。パッケージに来てくれた参加者のうち、何名かはこの4月から新しく英語クラスに加わってくれるお友だちもいます。季節プログラムの出会いを通して、新たなYMCAとのつながりがどんどん広がっていくことは大変嬉しいことです。随分長い間、続けてきてしっかり常連になってくれているお子さんもいます。次回、夏に向けてみんなでまた笑顔に会えるよう楽しみにしています。
(生涯学習部 佐々木)