2015年11月23日月曜日

支援はまず知ることから!


横須賀YMCA・発達障がい者支援・保護者・支援者のための勉強会実施報告

横須賀YMCAでは、学習や友達との関わりなどにつまずきを持つ子どもたちの発達をサポートするために、1995年から「発達障がい支援プログラム」を実施しています。お互い学び合う仲間たちが一人でも増えるよう、また、彼らの一人ひとりに向き合い、支えてくれる“伴走者”がさらに増えることを願い、10月から3回にわたって保護者・支援者のための勉強会を実施いたしました。
10月1日(木)には、第1回目「発達障がいってなに?」という内容で、横浜YMCAトライアングルクラスインストラクター 根本みどりさんが、ADHD・LD・ASDなど、それぞれの障害の特性についてお話してくださいました。
10月22日(木)には、「小学校入学までにやっておくこと」という内容で、横浜YMCAトライアングルクラス、特別支援教育士の大沢紅果さんが、未就学児の子どもたちが小学校に入学するまでにやっておいた方がいいことについて、家で、保育園や幼稚園で、今からでも間に合うあれこれを、具体的な事例も交えてお話ししていただきました。
11月12日(木)には、第1回目でお話しくださった根本みどりさんが、「SST(ソーシャルスキルトレーニング)ってなに?」という内容で、ソーシャルスキルトレーニングクラスの現場ではどのようなことが行われているのか、ご紹介していただきました。

根本さん

大沢さん
各回とも15名前後の方々が参加し、熱心に耳を傾けていました。
「具体的な事例やその際のルールなど気になっていたことがよくわかりました。発達障がいのお子さんだけでなく、すべての育児に役立つ情報が得られました。」
「職場で気になる行動をとる子どもについての対応、保護者の気持ちも含めて支援していくにあたって大変参考になりました。」など、それぞれの参加者の立場から様々な感想をいただきました。

横須賀YMCAでは、「発達障がい」を持つお子様たちのために「トライアングル」という学習とソーシャルスキルを身につけるクラスと「英語にトライ!」という英語クラス、「バランスアップ」という体操クラス、「バランススイム」という水泳クラスを実施しています。これらのクラスに通う子どもたちが、将来社会の一員としてしっかり生きていけるように、できることから少しずつサポートをしていく仲間に皆さんもなりませんか?
個別学習

SSTお話

SSTグループワーク

SSTゲーム
英語クラス
 一人でも多くの方々が関心を持ち、横須賀YMCAトライアングルクラスの支援者になっていただけますことを、心よりお待ちしています。
    (生涯学習部 佐々木美智)